
人の身体は酸素を必要とする。
現代社会では、社会のストレスや大気汚染により、健康や美容に悩む人が増加しています。約60兆個の細胞を持つ私たちの身体は、そのすべてが酸素を必要としており、酸素不足は私たちの健康に直結します。 高気圧酸素ルームは、そのような酸素不足に対する最適な解決策です。高気圧酸素ルームには、溶存酸素を増やすため室内の気圧を上げ酸素濃度を上昇させ、身体の内側から悩みを解決することができます。 酸素ルームを利用することで、ストレスや汚染物質による健康被害を軽減し、美容やアンチエイジングにも期待できます。高気圧酸素ルームは、私たちの健康と美容をサポートする近道となることでしょう。

高気圧酸素ルームの仕組み
酸素ルームでは、高圧酸素を吸入することで、身体に溶存酸素を取り込むことができます。これは、ヘンリーの法則に基づく現象です。高圧酸素を吸入することにより、身体中の血液中の酸素分圧が上昇し、血液中に酸素がより多く溶解するようになります。 具体的には、ヘンリーの法則により、高圧酸素を吸入することで、身体中の血液中の酸素の溶解度が増加します。つまり、吸入した高圧酸素の圧力が高いほど、身体の組織や臓器、細胞における酸素の溶解度が高くなり、より多くの酸素を取り込むことができるようになるのです。 このように、酸素ルームによって高圧酸素を吸入することで、ヘンリーの法則に基づき、身体の組織や臓器、細胞における酸素の溶解度が増加し、身体の健康や美容に役立つ効果を得ることができるのです。
ヘンリーの法則

ヘンリーの法則とは、「定温度下において、気体が液体に溶解する際、その液体中に溶解する気体の量は、その気体の圧力に比例する」という法則です。 数式で表すと、C = kPとなります。ここで、Cは液体中に溶解する気体の量、Pは気体の圧力、kは定数で、液体や溶解する気体によって異なります。この法則により、気体の圧力が高いほど、液体に溶解する気体の量も増えることがわかります。 ヘンリーの法則は、化学や物理学などの分野で広く利用されています。例えば、炭酸ガスを飲料水に溶かす際の炭酸ガスの圧力や、呼吸器内の酸素と血液中の酸素の濃度差から酸素が血液中に溶解する際の量など、様々な現象を説明するために使用されます。
結合酸素と溶存酸素
「結合酸素」とは通常の呼吸で得られる酸素で、血液中のヘモグロビンに依存して融合し、血管に運ばれています。そのためヘモグロビンの大きさは細い毛細血管を通り抜けるには限られてしまいます。しかし「溶存酸素」はヘモグロビンと融合していない酸素で、しかもヘモグロビンより小さいため、毛細血管を通りやすく体内により多くの酸素を送り込むことができます。
高気圧酸素ルームの実験データ
期間 | 2016年6月~8月 |
---|---|
場所 | 京都大学大学院人間・環境学研究科実験室 (森谷敏夫研究室) |
設備 | 高気圧酸素ルーム・ブレッドタイプA-L |
監修 | 森谷敏夫 (京都大学名誉教授) 石原昭彦 (京都大学教授) |
結合酸素の増大
結合酸素量 | 普通環境 | 高気圧酸素環境 |
---|---|---|
開始前 | 97.7 | 97.9 |
15分後 | 97.7 | 98.4 |
30分後 | 98 | 98.9 |
45分後 | 98.1 | 99.2 |
60分後 | 97.9 | 99.6 |
心拍数・脈拍数の減少
心拍数・脈拍数 | 普通環境 | 高気圧酸素環境 |
---|---|---|
開始前 | 71 | 71 |
15分後 | 71 | 70 |
30分後 | 72 | 66 |
45分後 | 69 | 67 |
60分後 | 70 | 66 |
結合酸素・溶存酸素の増大
1.3気圧酸素濃度40%の酸素ルームに60分滞在後に測定
普通環境 | 高気圧酸素環境 | |
---|---|---|
結合酸素量 | 17.7 | 18.1 |
溶存酸素量 | 0.31 | 0.65 |
血液の粘稠性 (ねばりけ) が改善
過食や運動不足によって、赤血球が連鎖したり、凝集するために、血液はドロドロになります。高気圧酸素の環境では、サラサラした血液になります。

自律神経活動の変化
自律神経には、交感神経と 副交感神経の2つがあります。 日中 (活動時) は、交感神経の活動が積極的になります。 また、緊張したり、ストレ スが加わると交感神経の活動が優位になります。 一方、夜間、リラックスしている時、食事後には、副交感神経の 活動が積極的になります。 自律神経活動の安定を判断する指標として、[交感神経の活動/副交感神経の活動] があります。 日中 (活動時) に測定して、0.8 から2.0 の範囲であれば自律神経の活動が正常となります。 交感神経の活動が優位になると高い 値を示し、副交感神経の活動が優位になると低い値を示します。 普通環境に滞在した場合の自律神経活動は、1.10 (普通環境で30 分経過後の値) から1.50 (普通環境に滞在す る前) でした (被験者:40 歳代の女性)。一方、交感神経の活動が優位であった男性 (50 歳代) は、高気圧酸素 の環境に滞在することによって、交感神経の過剰な活動が抑えられました (高気圧ルームに滞在する前は8.79、 高気圧ルームへの滞在30 分後は2.61、滞在60 分後は2.96)。 高気圧酸素の環境は、交感神経の過剰な活動を抑えて、自律神経を安定させます。
高気圧酸素ルームの紹介 高橋尚子さん
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